Hanging Platycerium

/ 2014/07/22 /





ハンギングというと語弊があるが、何度やっても上手くいかないビカクシダの板付け。
週末にPlatycerium alcicorne madagascarをネットで注文。
alcicorneが来る前に練習がてら近所の園芸店で売っていた小さな普及種のビカク苗で練習。
流木に付けてみた。隙間にヘゴの木っ端を埋め込んでいる。
麻紐でサラッと付けられるように穴を開けて準備してみたが結局意味がなかった。

なんか… こんなに不器用だったっけ、ボク… と毎回、自信喪失である。

YouTubeのプロトリーフチャンネル
「水苔を盛る下部にストッパーを付けると都合が良い」と謳っていたので流木をビス留め。
水苔が塩梅よく盛れるし、水を吸って自重が重くなってもズレによる落下を防止できる。

しかし、やっぱり上手くいかない。
取りあえず完成形を吊して確認。
株が「盛った水苔」の中心に来ない。なおそうかとも思ったけれどもこのままで…
フカッと仕上がってしまったので、水苔が堅めになるようにガンガン押し込んでいたら、
株の中心がずれてしまった。

水苔が緩すぎると、乾きが悪く調子が良くない。
雑菌が繁殖したり、根腐れを起こす。

因みに、盛った水苔内にビカクの根が廻るまでは横置きが望ましいらしい。














園芸店では室内窓際、といっても結構影の部分に置かれていたためか、
腰のないダラッとした柔らかい葉。
チランジアで言うところのトリコームもほとんど無い緑色の葉である。
日に当てるとカッチリと堅く立った葉が出来る。
勿論、既にある葉はそうはならずに、新たに展開する葉がそうなる、という事。
また、日光から葉を守ろうとするためかトリコームをしっかりまとい白っぽくなる。

恐らく、店内が涼しかったのだろう。貯水葉が展開している。
我が家の環境下では秋口の涼しい時期しか展開しない。普通はどうなんだろう?
この園芸店の仕様なのか、生産者の仕様なのか、
3号程度のビニールポットヘドロのような用土に植え付けられていた。
根も、茶色い毛羽だったものではなく黒々としていた。

ビカクシダは、真夏は暑すぎて休眠している感じがする。
本来はこんな時期に植え替えは良くない。
が、冬以外だったらおおよそいけるんでは無いかと思っている。
むしろ、秋の活性化時期の前にはある程度環境に慣れさす為に、
今ぐらいからでも良い気がしているがどうか…
特に今年は冷夏である。


上手く活着してくれると良いのだが…
増えすぎても困るので別の板付け株を里親に出そうかと考えている。
管理が面倒からか、周囲ではチランジアほど人気のないビカクシダの板付け。
誰か貰って…


先日の夜の事、庭のビカクの葉にカナブンが止まっていた。
カナブンは方言か?コガネムシね。
こいつ、ビカクの葉をカリカリ食べている。初めて確認した。
今までに、ビカクの葉先が囓られたように傷んでいた事か度々あった。
犯人はコガネムシっぽい。こうなると田舎暮らしの屋外栽培には防ぐすべがない。
室内管理は面倒だし。







しかし、もう少し首尾良く板付けに出来ないものだろうか…

板付けに関しては、色々と考察した結果、
ビギナーはビギナーらしく取りあえず不格好でも良いので、土台となる水苔に根を廻らせる事を優先する。
根が廻ったら土台が「ひとかたまりの物体」になるので、その上で格好良く固定しなおす。

Before図=ブチブチと根を整理して新鮮な水苔で巻いて仮固定
After図=水苔内に根がしっかり廻って土台がひとつの塊と化したら再固定

「ひとかたまりの物体」に関してはこれまでの板付けで立証済み。
余計な水苔も落ちて、根、水苔と相まってガッチリとする。
こうなると意外と上手く括れるし、付けなおす際に内側に上手い事肥料を埋め込める。
今度、この板付き株を付けなおす際には記録に残したいと思う。

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